見出し画像:YouTube Fanfest Japan 2024
my HERO編集部
写真提供:YouTube Fanfest Japan 2024
今年のYTFFのテーマは、「Crossing ~ “好き” がつながる、夢の祭典~ 」
2024年のYouTubeでのトレンドを一挙に振り返る、まさに「夢の祭典」が開幕した。
会場に緊張感が漂う中、オープニングアクトに登場したのは、YouTube界のカリスマHIKAKIN&SEIKIN。
登場とともに披露したユニット曲「コール」は、二人の透明感ある歌声が映えるバラードナンバー。
圧巻のパフォーマンスで、会場を熱狂と感動の渦に巻き込んだ。
▼LIVE REPORT MOVIE
MCには、柴田将平とChigusa、そしてクリエイターMCには3人組クリエイター・くれいじーまぐねっと(以下:くれまぐ)が登場。
「楽しむ準備できてますか?」「声出す準備はできてますか?」と観客にマイクを向け、コールアンドレスポンスで会場を温めた。
続いて登場したのは、6人組クリエイター・Fischer’s。
昨年は、中学生YouTuber・ちょんまげ小僧とのコラボステージが大きな話題となったが、今回スペシャルゲストとして迎えられたのは、ダンスパフォーマー・REAL AKIBA BOYS。
ブレイクダンスを主体としたパフォーマンスが人気の彼らとともに、オリジナル楽曲「未完成人」を披露。
今回のために考えたという振り付けで、疾走感溢れる楽曲をさらに彩った。
最後に、「来年は結成15周年を迎えるので、一大ムーブメントを起こせそうな企画を考えています。」と発表した、リーダーのシルクロード。
節目の年、2025年のさらなる躍進に、期待が膨らむステージとなった。
続いては、「エモいコメディアニメ」で人気のマリマリマリーと、平成フラミンゴ(以下:平フラ)のコラボ。
モニターに映し出されたのは、平フラが登場するマリマリマリーのオリジナルアニメーション。
YTFFの出演者受付でなかなか通してもらえない平フラとスタッフのシュールなやり取りに観客の笑い声が響く中、アニメーションの終了とともに「緊急事態発生」「幕張メッセに不審者が侵入した模様です」と会場にアラートが響き渡る。
そして、警備員から追いかけられながら平フラの二人が登場。ユニークな演出も相まって、会場は大歓声に包まれる。
ステージに立った二人が披露したのは、今年リリースしたオリジナル楽曲「めきらう」。赤とシルバーを基調としたスポーティーな衣装でキュートに歌い上げた。
続いて行われたのは、「国内トップ楽曲ランキング」の発表。
Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」やMrs. GREEN APPLEの「ライラック」、Number_iの「GOAT」など、今年何度も耳にしたおなじみの楽曲が登場する中、「ビビデバ」で8位にランクインした、VTuber・星街すいせいが登場。
「すいちゃん!」と歓声が沸き起こる中、中毒性のあるメロディで観客を魅了した。
来年には、3枚目のアルバムリリースや、日本武道館での公演が決定している。星街すいせいのさらなる飛躍に、2025年も目が離せない。
続いて登場したのは、はじめしゃちょー。
VTRで、今年多くのクリエイターが結婚を発表したことを振り返り、「結婚してえー!」との叫び声とともに白のタキシード姿で登場。
そんな中、「はじめしゃちょーの畑」メンバーのまたぞうによる「そんなはじめしゃちょーのためにこちらのクリエイターたちにきてもらいました。」との紹介から登壇したのは、HIKAKIN、Fischer’s・シルクロード、そしてカップルYouTuber・なこなこカップル。
昨年から今年にかけて結婚や出産を発表した彼らから、アドバイスをもらいたいというはじめしゃちょーに対し、HIKAKINは、「まだ若いしイケメンだから焦らなくても大丈夫。」シルクロードは、「しなくてもいいんじゃないですか?はじめんらしくいるのが大事ですから。」などと、優しい言葉をかけた。
最後に、なこなこカップル・こーくんが「解決しましたか?」と尋ねると、「やや」と微妙な返答が。
はじめしゃちょーらしいシュールな笑いに包まれながら、ステージを後にした。
そしていよいよ、登録者100万人達成チャンネル表彰がスタート。
今年チャンネル登録者数100万人を達成したクリエイターに名誉ある金の盾を手渡すのは、もちろんHIKAKIN。
オムライス兄さんや、コスメヲタチャンネルサラ、MINAMI、にこちゃん放送局など、錚々たる面々が金の盾を受け取る中、より注目を集めたのは、ASMR動画やアーティスト活動で今年大きな飛躍を遂げたしなこ。
センターステージでは、今年爆発的に話題となった「しなこダンス」を披露。
しなこはこれまでの活動を振り返り、「途中で方向転換してASMRチャンネル専門になったり、今年はアーティスト活動を始めたりと、波乱万丈なYouTube人生だったのですが、どんなチャンレンジをする時でもファンの皆さんがついてきてくださったおかげでここまで来ることができました。
これからも、挑戦し続けるしなこを応援してくれたら嬉しなこです。」と、感謝と意気込みを伝えた。
また、しなこと同様に子供から絶大な人気を誇る、3人組原宿クリエイターアイドル・竹下パラダイスも大きな歓声を集めた。
元気一杯の行進で花道を歩き、センターステージでは、人気楽曲「派手髪でも出来るばい!」でおなじみのセリフ「見た目に囚われない!」の振り付けを披露。
「毎日ショートを3本投稿してきて、今日このステージに立てて本当に本当に光栄なんですけど、2025年には、YTFFでライブをさせてもらえるくらい大きくなることを目標に頑張っていきます。」と、さらなる高みを目指す意思を示した。
続く、登録者100万人達成チャンネル表彰では、プレゼンターとして、料理動画クリエイター・Bayashi TVの、バヤシが登場。
去年の受賞者であるバヤシだが、現在ではさらに登録者数3000万人を突破。
日本を代表するYouTuberの一人として、新たな1000万人超えクリエイターに、ダイヤモンドの盾を授与する。
モノマネやダンスパフォーマンスが国内外で人気のOHIOBOSS SATOYUや、女性クリエイターとして初の1000万人を突破したことで話題の斎藤アリーナが登壇し、きらびやかな盾を受け取る。
同様に表彰を受けた、“魚さばき系”YouTuber・きまぐれクックが、「僕は魚と包丁一つでこのダイヤモンドの盾をゲットしました。」と熱く語ると、客席からは賞賛の歓声が。
「今日は素敵なステージに立たせていただいてありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」と、感謝を伝えた。
その後も、クリエイターの交流会・Creator Collectiveからの中継や、Fischer’sとすとぷりのコラボゲームステージでの「マイクラ鬼ごっこ」など、大盛り上がりの企画が続き、いよいよイベントも中盤に差し掛かる。
登場したのは、5人組YouTuber・コムドット。
5月にリリースしたメジャーデビューシングル「拝啓、俺たちへ」を披露した。
また、このパフォーマンスのために、「みんなで歌いたい」というメンバーの思いから、ファンに向けて歌唱動画の募集を行ったとのこと。
モニターには多くのファンの動画が映し出され、ファンとの絆を再確認するような温かいステージとなった。
続いて登場したのは、すしらーめん《りく》(以下:すしりく)。
大規模な実験動画が人気のすしりくが披露する企画に期待が集まる中、行われたのは、「au Presents みんなでつながれ!5000人で大玉送り大会」。
観客を、すしりく率いる「チームau」と、ゲストの水溜りボンド・カンタ率いる「チームpixel」に分け、客席から出来るだけ多くのバルーンをステージ上の二人の元へ送るという、会場全体を巻き込む大型企画だ。
スタートの合図と同時に、アリーナ後方に吊るされた40個の大きなバルーンが一斉に落とされ、観客がステージへめがけてバルーンを送る。
それら一つ一つを、花道を駆けながら必死に集める二人。息を切らした白熱の勝負の末、すしりくが勝利を勝ち取った。
会場の熱気冷めやらぬ中、続いて登場したのは、VTuberユニット・ChroNoiR。
昨年はイベントアンバサダーとしてサテライトブースから参加した彼ら。
メンバーの葛葉は、「今年はこうしてみなさんの前に出てこられて嬉しいです。」と歓喜した。
今年の最も印象深いハイライトとして、大阪城ホールで開催した初のワンマンライブを挙げた叶。今回は、ワンマンライブで最も力を入れたという楽曲「VVS」を披露し、唯一無二のステージを作り上げた。
イベントもいよいよ終盤。
登場したのは、今年「はいよろこんで」で大ブレイクを果たした、こっちのけんと。
今回は、パフォーマンスグループ・ゼロから打ち師始めます。(以下:ゼロ打ち)とのコラボパフォーマンスとして、登場とともに代表曲「もういいよ」を披露。
続けて、今や誰もが知るヒット曲「はいよろこんで」を、ゼロ打ちのヲタ芸をバックに軽やかに歌い上げた。
激動の1年間を振り返り、「夢のような一年でした。毎日夢のような1日で、今日もこんな素敵な仲間たちとできて、今日が一番夢だったかなと思っています。」と、感動をあらわにした。
続いては、「THE FIRST TAKE」とのコラボとなる、公開収録ステージ。
16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGEのボーカルメンバーが登場し、THE FIRST TAKEではおなじみの、白い背景にスタンドマイクというセットを前に、バラード曲「STARRY LOVE」を披露した。
緊張感漂う中で、会場に響かせた圧巻の歌声は、観客、視聴者すべての人へ感動を届けたことだろう。
その後は、パフォーマーもステージへ登場し、16人全員で「CyberHelix」を披露。続けて、パフォーマーによるパワフルなダンスナンバーで会場を熱気で満たし、最後には、今年リリースした「24karats GOLD GENESIS」で、コールアンドレスポンスの連続で観客と一緒にステージを作り上げた。
公開収録に関して、ボーカルメンバー・RIKUは、「足がブルブル震えました。」と苦笑。
リーダーの陣は、「THE RAMPAGEのことを初めて見てくださった方も、ノリノリで温かく応援してくださって、本当にありがとうございます。『イケてるな』と思った方は、ぜひアリーナツアーにも遊びに来てください。」と、呼びかけた。
今回の公開収録やパフォーマンスは、後日THE FIRST TAKEやTHE RAMPAGEの公式チャンネルにて公開予定。そちらも楽しみに待ちたい。
いよいよ最後の企画「YouTubeショートトレンドソングステージ」では、クリエイターが、今年ショートでトレンドとなった楽曲に合わせダンスを披露する。
ここでは会場での撮影OKとなり、より盛り上がりを見せる中、RIAL AKITA BOYSや、しなこ、竹下パラダイス、むくえなちっく、神崎杏奈、北山ゆい、くれまぐという、人気クリエイター陣が登場。
「Magnetic」や、「最上級にかわいいの!」「POKÉDANCE」など、2024年を彩った魅力的な楽曲とともに会場を盛り上げ、最後には「国内トップ楽曲ランキング」で1位に輝いたCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」を全員で披露。
おなじみのダンスを観客と一緒に踊り、笑顔に包まれながらイベント最後のパフォーマンスを終えた。
フィナーレには出演者が集結し、観客からは「推し」に向けて全力で歓声が送られる。
この日1番の華やかなステージ上で、コムドット・やまとは、「来年もぶっちぎりの活躍をしてYouTube界を引っ張っていこうと思ってるので、よろしくお願いします。」しなこは、「憧れの夢のステージに立ててすごく嬉しかったので、来年ももっとYouTube盛り上げていけるように頑張ります。」と、それぞれが来年に向けての抱負を語った。
最後には、HIKAKINが総括を述べる。
「今年もこの景色を見れて本当に幸せです。そして、今年もたくさんのスターがYouTubeから生まれて嬉しいです。YouTube最高!また来年会いましょう!」との言葉とともに会場に銀テープが舞い、年に一度のYouTubeの祭典は、来年への大きな期待とともに幕を閉じた。