14:00を回り、いよいよ「SOUND KICK _ KICK01」スタート!
会場が暗転すると、トップバッターの「Ame lil melo」が登場。
一曲目の「Slow down」は、TikTokでの楽曲使用回数が2,000回を超えた人気の楽曲。
誰もが一度は聞いたことがあるサウンドに、体を揺らしながら浸る様子が見受けられた。
MCでは、本日1月28日が、「Slow down」のリリースから一周年という記念すべき日であること、そして1年ぶりにアルバムをリリースしたことを発表した。
その後、甘いラブソング「29hours」をロマンチックに歌い上げると、アルバム名「The changing of the seasons」(和訳:巡り巡る季節 )は、自身の恋愛事情にも重なるからと名付けられたことを明かした。
アルバムへの期待感が高まる中、「1年間の思いを詰め込んだ」という楽曲「u’r like u」や、2月4日にMVが公開される「隠し事とsober」を披露。
また、本日の出演者「YORO」とは以前より交流があることを明かし、「何から何までお兄ちゃんって感じ」と印象を話すと、客席のYOROファンたちからは歓喜の声が上がった。
「YOROくんのためにも歌います」という導入から「airplane」「nobody」が続き、いよいよラスト「braking me」。
サビで “braking” を繰り返す中毒性のあるサウンドに、会場の盛り上がりは最高潮に達した。
最後に、改めて「今日伝えたいのは、アルバムが今日配信されるということです!」と告知をしたAme lil melo。
間違いなく、彼の最新アルバムにハマるファンが急増したことだろう。
続いて、歓声とともに登場したのは、「Sora」。
ハイテンポでハードな楽曲として知られる、2ndシングル「球体」を披露し、まさに “ 天性のエンターテイナー ” といえる存在感を見せつけた。
その後、「ラップは俺にとって朝飯前!」と叫ぶと、和訳で “ 朝飯前 ” という意味の「peace of cake」へ続く。
「peace of cake!」と連呼するパフォーマンスに、会場が一体となった。
またMC中は、Soraとファンとの距離の近さや固い絆を強く感じる場面も。観客の方に近寄ったSoraは、目の前のファンが持つタオルに手を伸ばし、「これワンマンのタオルなんですよ」と自身のグッズを紹介。
当のファンはそれに驚く様子も見せず、互いに友達同士かのような笑顔を見せていた。
アーティストの顔のみならず、現在休止中の大人気YouTuber「アバンティーズ」のメンバーとしても広く知られるSora。
高い評価を得てきたクリエイターの彼が持ち合わせるユーモア溢れる人間性が、ファンとの良い関係性を確立させてきたのだろう。
その後、「対バンなんてめちゃくちゃ久々!」と興奮をあらわにしたSoraは、軽やかに「have a good time」を歌い上げた。
「あなた自身を大切にしなさい」という強いメッセージが込められたこの楽曲は、多くの観客の心を動かしたことだろう。
ラストを前に、Soraは「2月14日にメジャーデビューします。ありがとうございます!」と報告し、会場には拍手が巻き起こった。
しかし、Soraは今後の決意を表明するわけでもなく、「デビューといっても、インディーズとそれほど変わりません。“ かっこいい横文字だな ” というだけ。」と変わらぬ謙虚な姿勢を見せ、笑いを誘った。
そして、メジャーアルバムのリード曲「Girl」を披露。
爽やかな雰囲気のラブソングで会場をロマンチックに包み込んだ。
最後に「気になったらライブに遊び来てね!」と一言残し、ステージを後にした。
続いて登場したのは、ボーイズグループ「Maison B」のメンバー・RICKとREIJIからなるユニット「roomR」。
彼ら得意のラップ光るハードな楽曲「Dobi-dobi」からスタート。
強気に登場した2人は、「バチバチにラップしますけど、みなさんついてこれますか?」と観客をさらに煽り、会場を熱気で包み込んだ。
勢いそのままに、3rdシングル「BEYOND」を披露。反骨精神をあらわにしたようなリリックは、まさに若者のエネルギーが弾けるようなサウンドを生み出し、圧倒させられるばかりだ。
また、彼らのステージでは度々 “ ギャップ ” が垣間見える瞬間も。
曲の合間に「みんな水飲んでね」と気遣ったりMC中にMaison Bの宣伝をするグループ愛を見せたりと、一見タフなイメージの彼らからは想像できない一面から、さらなる魅力を感じた。
終盤に披露した「Reverse」についてREIJIは、「RICKと初めて書いた曲なので思い入れがある。」と語った。
サビの気持ちの良い高音は、鍛え抜かれた歌唱力を持つ彼らだからこそ成せる技。
Maison Bから飛び出した彼らの確かな実力が伺えるパフォーマンスとなった。
最後に披露した2ndシングル「After Party」では、会場はまさに “ パーティー ” のような華やかな空間を演出し、次へとバトンを繋いだ。
イベントもいよいよ折り返しに差し掛かり、「Kia Vella」が登場。
一曲目に、昨年11月にリリースした楽曲「湾岸MIDNIGHT」を披露。
“ 車 ” を連想するようなリリックから、他のアーティストにはない疾走感を強く感じられた。
MCでは、女性客で埋め尽くされた会場に、「お綺麗ですね、みなさん」と一言。ユーモアな一面を見せつつ、彼を初めて知る観客に対しては「掘り出し物のアーティストじゃね?という気持ちで見ていただけたら。」と、挨拶を締めた。
続いて披露した「CRiB」は、Kia Vellaの1stシングルであり、メロウな曲調のラブソング。
持ち味であるエフェクトボイスがマッチし、ロマンチックな雰囲気で会場を魅了した。「みなさんとの素敵な出会いにリスペクトを込めて。」と、「愛縁奇縁」「Mermaid」を続けて披露。
そして遂に、パフォーマンスは残り一曲に。
Kia Vellaが「ラスト一曲になりました。」と言うと、客席からは「えー!」と名残惜しむ声が溢れた。
最初のMCでは自身を「掘り出し物のアーティスト」と称したKia Vellaだが、言葉通り、この日だけで大勢の新たなファンを獲得したことだろう。
そんな観客に向けて、「普段落ち込んだ時、何かを本気でやっている人を見ると、クヨクヨがなくなりませんか。みなさんのそんな立場になれるように、ファイトソングのような曲です。」と、「Original Love」を披露した。「まっすぐ進めるやつ手あげろ!」と熱い言葉とリリックで観客を高揚させ、メッセージ性の高い楽曲の魅力を存分に伝えた。
客席にはペンライトの光が灯り、イベントのラストを飾るアーティストを待ちわびるファンの緊張感が漂っていた。
そして、いよいよステージへ登場したのは、「YORO」。
登場とともに、「Chudok」「空キミ」を続けて披露。ダンサーやDJとともに作り上げるステージは、YOROならではの魅せ方である。
MCでは、挨拶と同時に、共にステージに立つダンサーとDJを紹介する場面も。「チームYORO」が、彼にとってどれほど必要不可欠であるかが感じられた。
昨年まで日韓グループ「NIK」のメンバーとして活動していたYOROだが、グループの解散とともにソロ活動を開始。
ソロデビュー時の 1st シングルである「OKYORO」を「僕の名前がタイトルにも入ってる曲」と紹介し、「盛り上がる準備オーケー?」と客席へ叫ぶと、「YORO!」とレスポンスが。
見る人を虜にするようなラップとダンスが融合した新進気鋭なパフォーマンスから、彼のスター性が感じられた。
続いて、「今日はやばい曲を持ってきました!これは僕が、夢だったことの一つです。」と意気揚々と話し始めたYORO。
昨年まで同じグループのメンバーとして活動していたラッパー「Vin smoke ice」と共同で制作した楽曲「FIRE MIND」を、この日初披露することを発表した。
そしてなんと、パフォーマンス中に Vin smoke ice が登場!
まさかのサプライズに、この日一番の大歓声が会場を轟かせた。
2人の集結に興奮冷めやぬまま、ラストを前に「この2人が揃っているということは、聴きたい曲ありますよね。なんて曲ですか?」と観客へ問いかけると、「Santa Monica!」と満場一致の答えが。ファンなら誰もが知る NIK のデビュー曲「Santa Monica」のパフォーマンスは、他アーティストのファンまでをも巻き込むほどの熱狂に包まれ、フィナーレにふさわしいボルテージを残し、「SOUND KICK」第一部は幕を閉じた。
第二部は登場順が変わり、フィナーレにはSoraが登場。
一部でも披露した「球体」のスペシャルリミックスでイベントのラストを飾ると、出演者を呼び込みステージに一同が集結。
「さっき楽屋で “ めちゃくちゃにしてくるわ ” って言ってたんだよ!」と、Soraの裏話を観客に明かしたKia。
言葉通りステージを “ めちゃくちゃに ” 盛り上げたSoraは、満足げな表情を見せる。観客をバックに写真撮影をして、出演者たちはステージを去った。
その場にいた全員が全身でヒップホップを浴びた「SOUND KICK」。
また、出演者にとっても新鮮な対バンの機会となったはずだ。今回を機に、いつか訪れる彼らの再会を夢見るファンも多くいるのではないだろうか。
たった一日のパフォーマンスで多くの観客を魅了した5組のアーティストたち。
彼らにしかない実力で、日本に新たなヒップホップ旋風を巻き起こしてくれることを期待したい。
イベント終演後 アーティストより感想コメント
久々の対バンだったので、楽屋の雰囲気やステージ、客層まで、とても刺激的な1日になったなという印象です。
2月14日のメジャーデビュー前最後のライブでした。
2部の最後にはスペシャルリミックスも披露させてもらい、いつもと違うライブを楽しんでもらえたのかなと思います。
引き続き、メジャーデビュー後も頑張っていきたいと思います。
2月25日に渋谷のTokio Tokyoでツーマンライブがあるので、気になる方がいたら遊びに来てもらえたらと思います。
今日は他のアーティストのファンの方が暖かく、とても盛り上がってくれたので、僕としても楽しいライブでした。ありがとうございました。
僕のライブを見ていただきありがとうございました。
1月28日に1年ぶりのリリースとなる「The changing of the seasons」がリリースされました。ぜひ聴いてください。
今日は本当にありがとうございました。
みなさんが最高に盛り上がってくれて、僕たちチームYOROも楽しんでライブをすることができました。
3月2日に僕たちのライブがありますので、その日にもっともっとみんなと盛り上がれるようにまた準備をするので、絶対に来てください!
SOUND KICK、本当にありがとうございました!自分たちもステージに立った時、めちゃくちゃお客さんが暖かいなって感じて、みなさんには感謝です。
楽しんでいただけたなら、何より嬉しいです。
僕たちは今、今回披露させていただいたた「ANTHEM」を含め、EPのリリースに向けたくさん楽曲を制作していますので待っていてください!
今回は本当に、ありがとうございました!
視聴者プレゼント(出演者5組 直筆サイン入りチェキ 5名様に当選 *各アーティスト1枚に対し、1名様が当選)
※ 引用リポストやメッセージ付きで拡散してくださると当選率UP!!
※ 締め切りは、2月18日(日)23:59まで
※ 当選者による「チェキ」の指定はできませんのであらかじめご了承ください。
※ 偽アカウントからの当選DMにはお気をつけ下さい。