見出し画像:日本テレビ 引用
ライター:さかもと はるか
『だが、情熱はある』とは?
ドラマ『だが、情熱はある』は、お笑い芸人のオードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太が、お笑い芸人を目指した理由や売れるまでの下積み時代などを描いた作品です。
物語の序盤には、2人が結成したお笑いユニット「たりないふたり」の解散ライブの様子から始まります。
物語に登場する「たりないふたり」とは、若林さんと山里さんがそれぞれ抱えている負の感情をお笑いに活かそうということで2009年に結成されたユニット。
2012年には「たりないふたり-山里亮太と若林正恭-」というバラエティー番組も放送されていました。
第1話のあらすじ
物語は、オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太が、無観客ライブのステージに立つところから始まります。その日は、コンプレックスを抱える2人が結成した「たりないふたり」の解散ライブの日でした。
そこから、なぜ2人が芸人になったのかと生い立ちが語られていきます。
1995年、若林は、クラスメイトの春日の襟足をハサミで揃えながら、進路に迷っていました。若林のクラスでは、文化祭に向けてクラスで一番面白い人を決める投票を行うことになります。
一方、高校生の山里は、好きな女の子が「面白い人が好き」と言っていたのを聞いて芸人に興味を持つようになります。
親友や好きな女の子に「面白い」と言ってもらえたことで、芸人を志すことを決めます。
若林のクラスでは、投票が始まり、最後の1枚に「若林」の名前があったことをきっかけに、クラスが乱闘騒ぎになります。
両親に「お笑い芸人になって何者かになりたい!」と夢を語る山里と、「俺は全然面白くないからな!」とクラスで宣言した若林が、後に「たりないふたり」というユニットを結成することになります……。
『だが、情熱はある』の元ネタ
ドラマ『だが、情熱はある』には、原作はなく、実話に基づいたオリジナルストーリーになっています。ただし、元ネタとなった本は存在します。
元ネタとなっているのは、若林さん、山里さんがそれぞれ出版しているエッセイ小説です。元ネタとなったエッセイ小説のタイトルと内容を紹介します。
2015年に若林さんのエッセイ本として出版。
もともとは、雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載されていたものです。ネガティブ思考の若林さんが、若手時代の下積みのときに考えていたことや体験したことが記されています。
2021年に出版された若林さんのエッセイ本です。
こちらも雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載されていたエッセイがまとめられています。ナナメの夕暮れでは、40歳を目前にした若林さんの心境の変化などが綴られています。
2018年に山里さんのエッセイ本として出版されました。
山里さんが自分は天才ではないと悟った日からこれまで努力してきたことなどが記されています。コンビの不仲など、格好悪いことや情けないことまで赤裸々に語られている作品です。
ドラマの見どころ!主要キャスト
『だが、情熱はある』の魅力の1つでもあるのが、主要キャスト陣です。
特に主役の若林役と山里役は、本人にそっくりだとSNSでも話題。見た目だけでなく、しゃべり方やしぐさまでもが本人と似ていて、役作りに力を入れていることがうかがえます。
若林正恭役は、ジャニーズのKing&Princeのメンバー 高橋海人さんです。(「高」は正確には「はしごだか」)。
高橋さんは、グループの中でもドラマの出演回数が多く、演技派として知られています。
普段の高橋さんは元気で活発なイメージですが、若林さんのやる気のない消極的な雰囲気を持ち前の高い演技力で、うまく作り出しています。
山里亮太役には、同じくジャニーズのグループであるSixTONESのメンバー 森本慎太郎さんが抜擢されました。
数々の作品に俳優として出演しており、演技が評価されています。
普段は、コミカルで天然なイメージがありますが、山里さん独特の仕草やしゃべり方などを完璧に演じています。
山里さんの相方でもある山崎静代(しずちゃん)役は、富田望生さんです。
富田さんはドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』に出演し、数々のドラマや映画にも出演している実力派俳優です。
若林さんの相方、春日俊彰役は、戸塚純貴さんです。
戸塚さんは『仮面ライダー ウィザード』や、映画『銀魂2』など幅広い作品に出演している俳優です。
戸塚さんの演じる春日さんは、そっくりだとドラマ1話終了後から話題となっています。