見出し画像：ジャニーズ事務所 公式サイト より引用
my HERO編集部
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藤島ジュリー景子氏が性加害を公の場で認める
記者会見冒頭に藤島氏は「ジャニーズ事務所としても、個人としてもジャニー喜多川に性加害があったと認識しています」と謝罪しながら、「特別チームの提言を真摯に受け止め、9月5日をもって経営責任をとり、代表取締役社長を引責辞任いたしました」と、新社長に東山氏が就任することを改めて発表。
しかし、他業務には関わらないが、被害者に対しての補償やタレントへのケアのため、代表取締役として留まることも明かした。
「（今回の問題に真摯に向き合うため）年内をもって表舞台を引退します。人生をかけてこの問題に取り組んでいく覚悟」「被害者の救済、補償を誠心誠意取り組ませていただくことがすべての出発点だと考えています」と年内でタレント活動を引退することを発表し、チームコンプライアンスオフィサーの招集やガバナンスの再構築など、今後の組織体制の再編に取り組んでいくことを話した。
過去の報道や告発は、“噂” という認識だった
またジャニー氏の性加害について、東山氏は「恥ずかしながら何の行動もしていませんでした。噂としてはもちろん聞いていましたが、私自身は被害を受けておらず、受けている現場にも立ち会ったことはなく、先輩や後輩からも相談を受けていなかったので、噂という認識はありましたが、行動することはできずにいました」「喜多川氏を信じていたので、暴露本は読んでこなかったが、マスコミの方のご意見や有罪判決が出る中で認識が深まっていった」と、あくまでも噂としか認識していなかったことを述懐した。
井ノ原氏は「小学校 6年生 で事務所に入った時には、暴露本もでていた。周りも『そうなのかな』という噂はしていました。そうなったらどうしようと。被害に遭われた方が相談できない空気はあったと思う。でも僕らの関心事というのは、もっと踊りがうまくなりたいとか、デビューしたいとか、そういう気持ちの方が強かったともいます。（行動できなかったことは）後悔していますが、得体のしれない、それには触れてはいけない空気というのがありました」と、事務所内にいびつな風土があったことを明かした。
“ジャニーズ” 名称について「ファンに支えられている、どこまで変更するのがいいのか」
また、ジャニー氏の名前を冠した事務所名を継続することの問題意識について、東山氏は「提言で解体的見直しが必要という意見もいただきました。それを踏まえて、理解をしています。僕自身も、名前を変えて再出発した方が正しいのかも知れません。ただ、やはり僕らはファンの方に支えられているものですから、どこまで変更するのがいいのかということを考えてきました。今後は、そういうイメージを払しょくできるほどみんなが一丸となって頑張っていくのがよいと今は判断しています」「検討の余地はある」と見解を明らかにし、事務所名は現状変更しないことを発表した。
東山氏、自身の報道について「覚えていることと覚えていないことがある」「（Jr.への性加害は）僕はしたことはない」
また、自身のセクハラ・パワハラ問題について問われた東山氏は「覚えていることと覚えていないことがある。もしかしたらしている可能性もあるし、していない可能性もある。若気の至りや自分の幼稚さもあったと思う。記憶をたどっても覚えていないことが多い。記憶を呼び起こすのが難しい作業。したかもしれないし、していないかもしれないというのが本当の気持ちです」と煮え切らない様子で回答。
その一方で、ジャニーズジュニアへの性加害については「僕はしたことはないです」と、きっぱりと否定した。
ファンに向けて「失望も誤解もしてほしくない」「大人たちの目で見ていきたい」
またファンに向けての説明として、藤島氏は「全く変わらずにタレントの事を応援してくださっているファンの皆様には、本当に感謝の気持ちしかございません。みんながそういうこと（性加害）があってスターになっているわけではなく、一人ずつのタレントが本当に努力して、それぞれの地位を勝ち取っているので、失望も誤解もしてほしくないですし、安心して応援してやっていただきたいと心から思います」と涙ぐみながらコメント。
井ノ原氏は「タレントと社長の立場としてとても複雑です。ジュニアの子たちにいつも言っているのは、どんな気持ちでライブに来てくださっているのか、何日も前からチケットをとって、高いお金を払って飛行機に乗って、髪をセットしておしゃれしてきてくださるということを、一から考え直してステージに立ちましょうと言っています。手作りのうちわを作ってくれたり、精一杯応援してくださっていて、ジャニーズに入って 35年間 ずっと支えてくださったファンの皆さん、ジュニアもこれからずっとファンの皆さんと歩んでいくことだと思います。これ以上がっかりさせることのないよう、ありとあらゆる方法で権力や風通しもたくさんの大人たちの目で見つめていきたいと思います。タレントとしても今まで以上に恩返ししていきたいと思います」
10月1日に新体制が発表、内実を変える具体策が見えてくるのか？
14時にスタートし、18時過ぎまで 異例の4時間 の長時間に渡り、メディアからの質問に答えた東山氏ら。
今後の “想い” については多く語られたが、具体的な補填の内容や組織改革については現時点では多くが語られなかった。10月1日に 新副社長 も含め、新体制が発表されるとのこと。
性加害問題をはじめ寡占的な権威によるメディアコントロールの問題など、これまでブラックボックスとなっていた事務所の内実がどのように変わっていくのか？
ジャニーズ事務所、ひいては日本の芸能界の健全化が図られるのか？
今後の試金石は、まさにこれからのジャニーズ事務所の変革の実態になってくるのではないだろうか。
