見出し画像:キングレコード株式会社 提供
Photo by:Akiya Uchida / Chisato Kamiishi / Kobayashi Ryunosuke
Text by:高木”JET”晋一郎
my HERO編集部
写真提供:キングレコード株式会社
会場の明かりが落ちると、ステージに DJ U-ICHI(HOME MADE家族)が上がり、ヒプマイ楽曲をメガミックス形式でプレイ。
そして作品のメインキャストである総勢 18 名のメンバーがステージに揃い踏みし、ライブはTVアニメ2期「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima +」の主題歌「RISE FROM DEAD」からスタート。
ロッキッシュで疾走感のあるビートに、18 人の声優陣がラップを刻み、その個性とキャラクターの違いを表現していく。
「まだ始まったばかりだぜ!」と山田一郎 を演じる 木村昴 が観客に呼びかけ、楽曲はイケブクロ・ディビジョン Buster Bros!!! が歌う「Bring it on」へ。
ストリートで人気を誇った ヒップホップクルー:KANDYTOWN の Ryohu と Neetz が手掛けた楽曲は、ヒプマイの中でもストリート性の強い彼らとの相性が抜群。
そして鮮やかなギターリフとタフなリリックとの温度差を、ヨコハマ・ディビジョン MAD TRIGGER CREW の三人がつなぎ合わせる「ジンギ(Pay Respect)」へと展開。
ナゴヤ・ディビジョン Bad Ass Temple はオリエンタルなトラックに乗せて「SANITY」を披露。
僧侶、バンドマン、弁護士というキャラの濃さを落とし込んだリリックを、声優陣はラップで見事に表現していく。
SOIL & ” PIMP”SESSIONS の手掛けるジャジーで複雑なトラックが記憶に残る「New World」を歌うのは、オオサカ・ディビジョン どついたれ本舗。
シリアスなメッセージを歌いながら、最後は顔芸で決めるのもオオサカらしい。
MCバトルなどで注目を集める SKRYU がラップを手掛けたシンジュク・ディビジョン 麻天狼の「Dive in」。
キャラクターに寄り添ったリリックを、メンバーも楽しげに歌う姿が印象的だ。
各ディビジョンが歌うセクションのトリとなったのは、シブヤ・ディビジョン Fling Posse。
「AN IDOL」の内面性の強い歌詞と、センチメンタルともいえるサビをユニゾンする 3 人のコンビネーションが、ライブで非常に映えた。
そして 2ディビジョンごとによる共闘ソングに続き、イケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクという、ヒプマイ最初期を構成した 4 組によるDivision All Stars「ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-」が披露され、観客からは大きな歓声があがった。
ディビジョン・ダンス・バトルによるダンスパフォーマンスに続き、ステージに登場したのは、女性で構成されるディビジョンである中王区 言の葉党。
作品では中心メンバーと対立する存在であり、ヴィラネスでありながら、大きな歓声で迎えられたことは、彼女たちの人気の高さを伺わせた。そして Awich の手掛けた「Verbal Justice」など 3 曲を披露し、ステージを後にした。
続いては昨年8月23日にリリースされたEP「The Block Party -HOMIEs-」サイドの楽曲が披露されるセクションへ。
有栖川帝統 & 観音坂独歩 はビッケブランカが手掛けた「Rivals!」を披露。
ツキの無さや仕事の辛さなどのネガティブな感情をポジティブに軽やかに変換していく。
漫才コンビ:銀シャリと大阪の女性シンガー:大西ユカリが作詞を手掛けた「毎度!生きたろかい!~OSAKA Big Up~」は、漫才と大阪歌謡がドッキングされ、それを白膠木簓 & 躑躅森盧笙が演じ歌うという驚きの構成。
ヒプマイ楽曲の中でも屈指のパーティチューン「Get busy」を歌うのは波羅夷空却 & 山田二郎。
WANIMA が手掛けたタテノリの楽曲をエネルギッシュに披露し、会場の観客もジャンプでその興奮を形にする。
その興奮を落ち着かせるような、Eveが制作したダウンビートでメロウな「夢の彼方」を歌い上げる夢野幻太郎。
そして 前山田健一 と DJ KOO の手掛けた「Move Your Body Till You Die!」は、ユーロビートとエアロビクス教室のような口上が合体し、それをエクササイズしながら 毒島メイソン理鶯 とHOMIEs が歌い、身体を鍛える(!?)怪曲。
ラストはヒップホップシーンを築き上げた MURO と、木村昴 が好良瓶太郎名義でリリックを手掛けた、山田一郎「HIPHOPPIA」。
ヒップホップに賭ける情熱と希望が、会場に熱気となって伝わっていった。
ステージに再び 18 人のメンバーが再集結すると、今夏にリリースされるヒプマイの新ゲームアプリのアナウンスから、その主題歌となる「ヒプノシスマイク-Dream Rap Battle-」が初披露。
RIP SLYMEの手掛けるポップでハイパーなビートにタイトなラップが組み合わされ、圧倒的なスピード感に貫かれた楽曲は、新たなヒプマイの代表曲になるだろう。
そしてこの日のゲストとして呼び込まれたのも、もちろんRIP SLYME。「楽園ベイベー(Remix)」や新曲の「ネオンライツ feat. WISE & おかもとえみ」(Short ver.)、そして「JUMP」と一気に駆け抜けていく。
そのまま RYO-Zが「HOMIEs!カモン!」と呼びかけ、ヒプマイメンバーと「SUMMIT OF DIVISIONS -HOMIEs Ver.- with RIP SLYME」を披露。
この日だけの特別なコラボ楽曲に、会場の熱気は最高潮に。
MCではこの日の感想やグッズ紹介、ヒプマイメンバーも登場する 5月4日 開催の「EVIL A LIVE 2024」などのアナウンスが和気あいあいと話され、ラストは18人で「Next Stage」「Hoodstar +」を連続で披露。
木村の「みなさんの生きる糧にヒプノシスマイクがなってくれていれば嬉しいです」という言葉に続き、メンバー全員で「ラップってたのC!」と呼びかけ、この日のライブは充実のうちに幕を閉じた。
~「ヒプノシスマイク –Division Rap Battle- 10th LIVE -LIVE ANIMA- -HOMIEs-」セットリスト~
M1:RISE FROM DEAD
M2:Hypnotic Summer
M3:Bring it on
M4:ジンギ(Pay Respect)
M5:SANITY
M6:New World
M7:Dive in
M8:AN IDOL
M9:We go with the flow
M10:PUMP IT UP
M11:FIGHTER’S ROAD
M12:ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-
DJ &Dance Bridge
M13:Femme Fatale
M14:Verbal Justice
M15:WINK
DJ Bridge
M16:Rivals!
M17:毎度!生きたろかい!~OSAKA Big Up~
M18:Get busy
M19:夢の彼方
M20:Move Your Body Till You Die!
M21:HIPHOPPIA
M22:ヒプノシスマイク-Dream Rap Battle-
SPECIAL GUEST ACT「RIP SLYME」
M23:楽園ベイベー(Remix)~ ネオンライツ feat. WISE & おかもとえみ(Short.ver)
M24:JUMP
M25:SUMMIT OF DIVISIONS -HOMIEs Ver.- with RIP SLYME
M26:Next Stage
M27:Hoodstar +
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 9th LIVE ≪ZERO OUT≫(A4クリアファイル(どついたれ本舗ver.)付き) [Blu-ray]
ABEMA PPV ONLINE LIVE 情報詳細
新しい未来のテレビ「ABEMA」の「ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマ ペイパービュー オンライン ライブ)」では、10thライブの見逃し配信を4月14日(日)まで楽しむことができます。
DAY1「ヒプノシスマイク –Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫ -HOMIEs-」
DAY2「ヒプノシスマイク –Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫ -HOODs-」