写真:笹森健一 / 小坂茂雄
my HERO編集部
写真提供:株式会社SDR
写真:笹森健一 / 小坂茂雄
SNS総フォロワー数220万人を誇るリアル兄弟ユニット「もーリーしゅーと」の、MORRIEとSHOOTをはじめ、FUMINORI、KEVIN、SEIYA、YUMA、SHOW、TAKUYA、HARUKI、FUMIYAからなる 10人組 のダンス&ボーカルグループ・BUDDiiSは、中野サンプラザや横浜武道館、LINECUBE SHIBUYA、東阪の野外音楽堂などでワンマンライブを開催。
確実にキャパシティーを拡大させてきた彼らにとって、キャリア史上最大規模となる幕張メッセイベントホールでのワンマンライブが、10月14日(土) と 15日(日) の2日間にわたり 3公演 を行い、チケットは全公演でソールドアウトとなっていた。
華やかな輝きを放つダイアモンドを手にしたメンバーが人ずつ映し出されるオープニング映像では、腰の治療により 約4ヶ月 ぶりのステージとなる KEVIN が登場。
9人のメンバーが KEVIN を迎え入れるシーンに歓びと驚きの声が湧き上がるなかで、ステージの2階に発色のいい鮮やかなカラーのスーツに身を包み、ゴールドや真珠のアクセサリーを光らせた 10人 が姿を現すと、全国から集結したバディ(ファンネーム)は熱狂的な歓声をあげ、KEVINの復帰を盛大に祝福した。
約4ヶ月ぶりとなる10人でのライブは、2021年5月にリリースされた記念すべきデビュー曲「CLICK ME」で幕を開けた。
KEVIN のソロパートに拍手と歓声が上がり、初日の公演の MC で「10人で歌えるのが嬉しすぎて、ステージに出る前から泣きそうになった」と明かした。
MORRIE が声を重ね、心のこもったハーモニーを響かせると、リーダーの FUMINORI による「今日は最高の1日にしていきましょう」という呼びかけと共にオーディエンスの熱気と興奮は一気に上昇。
さらに、これまでにないファルセットヴォイスを駆使した「Magic」、ヴァインパイアレッドに髪を染めた FUMIYA を中心にした新たなダンスパートがフィーチャーされた、ワイルドでアグレッシブな「BEAST2」、レーザー光線と火花が交錯する中で MORRIE がステージに膝をついてハイトーンを放つ「To The Top」と立て続けにパフォーマンスする怒涛の展開で観客のボルテージは加速していった。
最初のMCではメンバーと観客から「おかえり」と声をかけられた KEVIN が「ただいまー!元気にしてた?」と絶叫。
初日の昼公演では「10人で幕張のステージに立てたことが本当に幸せです。みんな待っててくれてありがとう。メンバーもグループを守っててくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、ファイナル公演では「早く会いたかったよ。大好きだよ」と挨拶。
FUMINORI からは KEVIN の体調を考慮した上で、前半だけの参加になることが告げられ、「P.A.R.T.Y」ではゴージャスで華やかな雰囲気の椅子を使った大人っぽいパフォーマンスを提示。
KEVIN 作のキュートなラブソング「Th One」での毎公演度に異なるアドリブでの留守電に残すセリフのパートは、初日の昼公演で KEVIN が担当し、センターステージを照れくさそうにぐるぐると回りながら、「もうね、ずっと言いたかったの。ちゅき」と打ち明けると、夜公演では SEIYA が「今日はみんなに言いたいことがあります。……俺だけを見てろよ」とロートーンのイケボで言い放ち、最終公演では FUMINORI が「みんなのことが頭から離れなくて。だから、1つだけお願いしていい?君が欲しい」と言った瞬間にマイクとスピーカーがハウリングを起こし、観客の笑いを誘った。
続くブロックは、1曲ごとに全く違った表情を見せ、BUDDiiSというグループの多彩さとポテンシャルの高さを存分に感じさせてくれる時間となっていた。
新衣装であるデニムのセットアップに着替え、10月11日(水) にリリースした 1stアルバム『BRiLLiANT』のリード曲「Koi to me」(コイツミ)を9人で初披露。
英語に聴こえる日本語で歌われたシンセポップでは FUMIYA のラップと MORRIE のパワフルなロングトーンが交錯し、観客の高揚感を引き上げると、FUMINORI、FUMIYA、SHOW、SEIYA の4人によるドープなヒップホップ「Mr.FREAK OUT」では、怪しげなムードを醸し出しながら、SEIYAが高速ラップを繰り出し、<俺らダイヤモンド>というフレーズにたどり着く。
さらに、変則的なビートのアブストラクトなトラックとのシンクロダンスからブレイキンへと移行していくダンスで魅せると、メドレーでは一転して、場内が明るくなり、観客と一緒に歌い、拳を上げ、手を左右に振って盛り上げ、会場の一体感を高めていった。
ここで、FUMINORI が 1stアルバム『BRiLLiANT』がデイリーランキングで1位を獲得したことを報告。
「バディの応援が力になってるし、いつも支えになってます」。いつも温かい応援をありがとうございます」と感謝の言葉を送った後、ゆっくりと花道を歩き、センターステージへと移動。
新たにダンスパートを加えたアーバン R&B「ON&ON」、SHOOT を MORRIE が背中から抱きしめる R&Bバラード「Lack」では、観客は切なくてやるせない歌声にじっくりと耳を澄ませ、ゆったりとしたグルーブに心地よく体を揺らした。
後のMCで FUMINORI が「僕たちとバディを繋げる曲になってます」と解説した「BUD」からは、カジュアルな衣装に着替えてトロッコに乗り込み、場内を周回。
<GoGoバディGO>というフレーズに合わせて、タオルとペンライトを回して盛り上がったあと、FUMINORI と合流した MORRIE が喜びのあまりに FUMINORI のほっぺにキスをお見舞い。
続く、「ALRIGHT」では、クラップを鳴らし、観客全員でジャンプする中で、トロッコからハンドスモークが勢いよく噴射され、あちらこちらで大騒ぎとなった。
そして、共に<光のその先>に向かって駆け上がっていこうというエールを込めた「WEHIGH」では、SEIYA と SHOW に加えて、TAKUYA がサビの歌唱を担当し、爽やかで抜けのいい歌声で BUDDiiS の新たな魅力を発揮。
FUMINORI が「みんなの可愛い笑顔を見せてください」と呼びかけた「SM:)LE」では、場内が明るくなる中でクラップが鳴り響き、会場全体に笑顔が広がり、温かいムードで包まれた。
YUMA と HARUKI が<ALRIGHT!>と声を上げるローファイヒップホップ「GlowGold」、FUMINORI が「みなさんが僕たちの光です」と語り、スクリーンに2020年9月に結成当時から現在に至るライブの写真やオフショットが映し出された「SUNSHINE」と、アルバムタイトルと通じるテーマにした楽曲を連発すると、最後は FUMINORI が「これからも輝かしい日々にしていきましょう!」と呼びかけ、1stアルバムの通常盤リード曲「Brightness」で<十人十色>で<カラフルでいいんじゃない>というフレーズを体現。
金テープが発射される中で<自分が自分でいられる場所>が心を輝かせるというメッセージを観客の一人一人の胸に届けて本編を締めくくった。
アンコールでは KEVIN も参加し、「Under The Sea」でトロッコに乗りこんで観客に近く付くと、会場中が熱気と大歓声に包み込まれ熱量が上昇していった。
SHOOT が空中にハートを描き、ウィンクしたのを合図に場内が青いペンライトで一色に染まった「OZ」では、KEVIN が不在中はバディが変わりに歌っていたパートで KAVIN と観客が一緒に歌声を響かせ、大合唱になる感動的な光景が広がった。
そして、ファイナル公演では、2024年には、パシフィコ横浜 国立大ホールでの2デイズ公演を含む、全国9都市3万人動員のホールツアーの開催を発表。
場内からは大きな歓声が上がるなかで、FUMINORI が「この先もBUDDiiSは止まることなく、いろんなエンターテインメントをみなさんにこれからも届けていきますので、応援してくれたら嬉しいなと思います」と挨拶。
そして、昨年の夏に配信リリースされた KEVIN 作詞作曲の「Brighter」で<未来へ輝く僕たちの道>を突き進んでいく姿勢を示し、満員の観客に煌めく光を届けて、最高のエンディングを迎えた。
終演後にはメンバー一人一人が3公演を振り返り、「10人揃って幕張のステージに立てたことが何より嬉しい」と口を揃えると、SHOOT は「いろんな困難を乗り越えてみんなとライブができるのは幸せだなと毎回思います」と話したあと、目に涙を溜めながら「この仕事をしていると辛いこともあるし、頑張らないといけないこともあったり。でも、大好きなメンバーと大好きなファンの皆さんと、友達や家族、みんなが支えてくれるから、僕はステージに立てます。だから、後ろを振り向かず、前に進んでいくので、これからも応援よろしくお願いします」と言葉を送ると、場内から温かい拍手が湧き上がった。
続く FUMIYA も「約2時間のライブ、本当にこの時間に人生を賭けてます。これからもこの時間に全力を注いでいきます」と涙ながらに宣言。
SHOW も結成からの3年間を振り返り、「よく考えるんです、1つの選択をしてなかったら BUDDiiS になってない。このメンバーと出会えたことが奇跡でしかない。みんなに出会えて、ライブに来てもらえてるのも奇跡だと思い、BUDDiiS になってよかったです」と涙ながらに自分の思いを伝えると、いつも変顔でふざけてばかりの MORRIE までが急に涙を流し、自分が歌うきっかけになった音楽好きの父親と「ドームに立つまで死ねないって約束しました。両親に綺麗な景色を見せたいし、素敵なバディのみんなを紹介したい。それが恩返しだと思ってるので、今後も10人でいっぱい努力して精進していきたい」と力強く約束。
最後にリーダーの FUMINORI も涙腺が崩壊。
来年に20代最後の1年を迎えることに触れ、「第2の人生を僕は考えてません。ずっとBUDDiiSで最高の人生を送っていきたいです。30歳になっても、最年長として、リーダーとして、この船が沈まないように、何かがあったら絶対に俺がなんとかします。みんなもついてきてくれたら嬉しいです」と泣きながら決意を表明。
最後に、FUMINORI は「こういう世の中ですから、嫌なことだったり、ネガティブになってしまう時もあるかと思いますが、そんな時はどうか、今日のこのライブを思い出して、少しでも笑顔になってくれたら嬉しいなと思っております」と伝え、感動の涙が広がる中でライブは幕を下した。
【セットリスト】
M1. CLICK ME
M2. Magic
M3. BEAST2
M4. To The Top
M5. P.A.R.T.Y
M6. The One
M7. Koi to me
M8. Mr.FREAK OUT
M.9 メドレー
YO HO
HOT CHEESE
Beautiful
JEALOUS
Dream Love
YO HO
M10. ON&ON
M11. Lack
M12. BUD
M.13. ALRIGHT
M14. WE HIGH
M15. SM:)LE
M16. Glow Gold
M17. SUNSHINE
M.18 Brightness
ENC1. Under The Sea
ENC2. OZ
ENC3. Brighter
スターダストプロモーション所属、令和に誕生した ダンスボーカルグループ BUDDiiS(バディーズ)!!
2020年9月16日結成、FUMINORI・KEVIN・MORRIE・SEIYA・YUMA・SHOW・TAKUYA・HARUKI・FUMIYA・SHOOTからなる10人組。2021年5月『CLICK ME』でデビュー!
2023年5月リリースの9th Digital Single『Magic』はLINE MUSICウィークリー1位、Spotifyバイラルチャート1位を獲得!
さらに、2023年10月11日にはグループ初のアルバム「BRiLLiANT」をリリースし、オリコンデイリー1位を獲得!
ライブでは2022年5月末に横浜武道館にて男性アーティスト初の単独ライブを成功、夏には初の全国ツアーとなる5都市Zeppツアーを開催。
同年12月に開催したLINE CUBESHIBUYA(旧渋谷公会堂)での単独ライブ 2days 3公演は全公演チケットSOLD OUT!!
2023年10月には、1st アルバム「BRiLLiANT」を提げてグループ史上最大規模の単独ライブを幕張メッセ イベントホールにて、2days3公演開催。
関わるものすべてをバディ(仲間)へ巻き込んでいく、新進気鋭のダンスボーカルグループ!
BUDDiiS 公式YouTube「BUDDiiS Channel」